人気ブログランキング | 話題のタグを見る

懐かしい未来へ...  仏蘭西ブルターニュ地方より 土でもの作っています→ aonoto.strikingly.com


by poteri
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ノエルの準備、少しずつ.. se préparer a Noel petit a petit...








ノエルの準備、少しずつ..  se préparer a Noel petit a petit..._e0206902_8303846.jpg







今年のノエルは少しずつ準備を始められています。
なるべく商業ペースに巻き込まれることなく、
自分達らしく年の瀬を温かく過ごしたい。

辰巳さんの本にも
『年中行事を商売の色に染めず、私共の手許へかえしたほうが
よいのではないでしょうか』

と最初の章にあり、ほんとうにその通りと思います。

12月最初の日曜は栗の下処理。
熱湯に浸して鬼皮を剥いたら、重曹を加えて軽く茹で
つまようじを使って渋皮をきれいに取りのぞいてゆく。
夜9時から始めて、疲れてきたなぁと思ったら1時になっていました。
栗はノエルのお料理の付け合せに、手間はかかってもやっぱりあると嬉しいもの、
食い意地ががんばらせてくれました(?)

ホタテ貝もノエルが近づいて値が上がる前に、
魚介類はさすがブルターニュ、
新鮮なものがびっくりするほどお財布にやさしいのです◎
ブルトンさんに殻を開けてもらったら、お掃除して、冷凍庫へ。
これは前菜用。

デザートはフランスで定番というとビュッシュドノエルなのですが、
私はどうもあれがあまり好きでなく、
今年はドイツのシュトレンか、イギリスのクリスマスプディング風のケーキを
作りたいと思い、とりあえずドライフルーツを沢山スパイスとラム酒に漬けてみました。(ちょっと出遅れていますが…)





ノエルの準備、少しずつ..  se préparer a Noel petit a petit..._e0206902_8324051.jpg






ただ、今年のノエルはブルトンさんのお母さんと3人なので、
83歳のお母さんにはやはり今までずっと食べ慣れてきている
ビュッシュドノエルが良いのかなぁ、と思い、
3人で過ごす25日のお昼にはビュッシュドノエル、
ドライフルーツたっぷりの初挑戦ケーキはそれ以外に、楽しもうかな、と
思っています。

シュトレンやクリスマスプディングの、早めに作って
寝かせて、寝かせて、クリスマスの日を待つ そういう慣習が
いいなぁ と思います。


商業ペースに乗らない、と書きましたが、
今年は初めてクリスマスツリーを買いました。
ブルトンさんも私も使い捨てのようなツリーの在りかたが好きでなく、
今まで一度も買ったことがなかったのです。

未来の家の大きな村へ向かう途中の道端に 《ツリーあります》という看板、
一度通り過ぎたのに
「根っこのあるのがあったらいいね」と、Uターンして行ってみると
小さな農家のお家の前に何種類かツリーが並んでいました。





ノエルの準備、少しずつ..  se préparer a Noel petit a petit..._e0206902_8362471.jpg





で、この子にブルトンさんも私もひと目ぼれ。
一般によく見るモミの木Nordmannと違って
薄っすら白っぽいグリーンの葉、集まった葉の先が牡丹の様に丸みを帯びていて
とてもうつくしい、Nobilis という種類だそうです。





ノエルの準備、少しずつ..  se préparer a Noel petit a petit..._e0206902_837164.jpg





根っこもあるし、もうひとまわり小さいサイズだったらもっと良かったのですが。。


「もみの木ってどんどん大きくなるよね、どこに植える?」
と、買った後の帰り道の私たちの会話。

未来の裏庭でグングン育ってもらってはちょっと困るので、
ノエルが終わったらプチジャングルへ植える予定です。
今年はレンヌのお義母さんの家へ飾りますが

「来年は未来のアトリエで、ツリーと暖炉に火を入れて過ごそうね」

「うん、絶対」

と誓い合ったのでした。













by pot-eri | 2013-12-09 08:38 | ブルターニュ.日々