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冬の間足の遠のいていたブルターニュのプチジャングルへ。

二日間の庭仕事は、わずかばかりの土地拡張のための垣根の伐採。
電気のこぎりで木こりに徹するブルトンさん。
私は植木屋よろしく、
はさみでぐるぐるわさわさ伸び放題のロンスというとげとげのツルと戦う。
夏には木苺をいっぱいつけてくれるこのロンス(ミュールと同じファミリー?)
生命力はもの凄い。
ロンスの呪いにあうのでは、というほど働く。
私の中のとげとげしさも抜けて少しソフトになれるかしら? 
この後、ここは耕して菜園になる予定です、さていつのことやら...




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先週は日本の方々から満開の桜の写真が届いて、春の挨拶サクラサク、
ふわーっと心が和らぎました。ありがとう、やっぱり日本人ですね。
プチジャングルにもりんごや桃、たんぽぽや知らない野の花もいっぱい。





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後ろ髪を引かれつつ巴里へ戻る。





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# by pot-eri | 2012-04-14 00:00 | | Comments(0)

スロウ  slow


マルシェに行くと、
ふさふさのハーブの鉢植えがよりどりみどり並んでいた。
うちの種まきした子達は、ようやくちょんちょん、と土から顔を出したところ...


いいのいいの、スロウにいきましょう




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ね、ココちゃん☆
(ココちゃんもうじき15歳でーす!)





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# by pot-eri | 2012-04-06 00:00 | 巴里.日々 | Comments(2)

ニムニム nimnim

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きょうは少し小さな声でガールズトークです。

皆さんニムニムの布ナプキンをご存知ですか?
タイのオーガニックコットンで手作りされているエコナプキン、
私は何年か前に、当時タイとパリを行き来されていたNgさんから
お土産に、といただきました。
自然素材の布ナプキンは手にするだけで気持ち良いです。
敏感肌でカブレをおこしやすい私にも安心。
外出しない日、アトリエで作業のみの日はニムニム、
そして従来のものとを使い分けていますが、心地よいのは断然ニムニム!

そんなニムニム使用感についての報告とお礼も忘れたまま、
Ngさんは愛するタイへと海を渡って行かれました。

今頃もご主人と二人チェンマイの青空の下、タイビールでも飲んでいるのかなあ...?
美味しいですかあ タイビール??

ニムニムの詳細はこちらのサイトからどうぞ →


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# by pot-eri | 2012-03-29 00:00 | もの | Comments(0)

種まき   semer

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春の気配ではなく、もう春ですから
窓辺の箱庭解禁!
昨年収穫したロワールのバジリコの種と、


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ちょっと自信のない何年も前にどなたかに頂いた三つ葉と、


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毎年収穫のシソ君、


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そして新メンバー、イタリアンパセリBIO
「ビオの種って何それ?」  とブルトンさんに鼻で笑われましたが、
「それは、もちろん有機農法で栽培、収穫された種ですわよ」 と胸をはって答えました。

「ふーん」  ですって...

あとはシブレットとコリアンダー準備中     るるる...



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# by pot-eri | 2012-03-22 00:00 | 植物.ハーブ | Comments(0)
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先週に引き続き陶芸家Yさんのアトリエでランチ、今回はトマも出席。
おくら、シーフード、レンズ豆 三種のスリランカカリーをいただきながら、
エコロな家づくりについて、トマに聞けばいつでも的確な答えが返ってくる。

トマはまだ30そこそこなのに、ブルターニュの田舎に日本の数寄屋風家屋を自分で建てた。
土木作業から全部です。日本へ行った時持って帰ってきた和紙で障子を作ったり、
上野公園で失敬してきたという桜の小枝を見事挿し木にして、家のまわりには桜並木が
出来るらしい。岩風呂もあるし、水は地下45m掘り起こした地下水があるから、
水道局のお世話にはなっていない。

そんなトマの知恵と力を借りて、Yさんのアトリエ横の空き地に手を入れる。


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いらない木の根っこを掘り起こしたり、ガレキ拾いからのスタート。
小さなことから少しずつ、やがては大きく変わってゆくのだな、
などと思いながら手を動かす。
Yさんがスーツケースに忍ばせて(密輸??)日本から大切に運んで来た柚子の苗木の植樹、
トマからお裾分けの桜、栗、葡萄も植えて、これからの変貌が楽しみ。



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パリ20区に食べ物がいっぱいなる庭、
夢の暮らしは少しずつ...

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# by pot-eri | 2012-03-21 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)
わたしのもとお師匠さま、陶芸家Yさんの新しいアトリエに遊びに行く。
天井が高ーく、自然光の燦々と入る広々理想の空間、ス.テ.キ。
本当はこの日、ブルターニュから出て来るエコロジー建築の専門家トマと
三人でのランチのはずだったのが、日にちを勘違いしていて
Yさんと日本語たっぷり二人ランチに。



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昼間っから、ワインをいただいて、
きゅうりの柚子味噌和え、まぐろの漬け、大根の千切り、
お味噌汁、鰯の天日干しア.ラ.メゾン塩焼き
Yさん作の土鍋で炊いたごはん...

はーっ、しあわせの和食◎

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# by pot-eri | 2012-03-12 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)

3.11.2012

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集団行動が苦手な私、最初は、どうしようかな? とも思ったりしましたが、
祈る気持ちに変わりはないのだから、とトロカデロ広場での祈りに参加することにしました。

5h20起床、
薄暗い空、鳥達は人々の寝静まる巴里を独り占めするように声高く鳴いている。
パリの東に位置する我が家から西のトロカデロ迄はメトロでおよそ40分、
日曜の早朝のメトロには、徹夜で遊び明かした酒臭い若者達... 
そんな中 一駅、二駅と進むごとにホームで静かに電車を待つ日本人が乗ってくる。
黙々と自由意志で、でも何かこうせずにはいられない、内に固いものを秘めている様な
...日本人ってスゴイ。 じわっと涙がこみあげてきてしまう。

早朝のトロカデロ広場、澄んだ空気、無言で少しずつ集まってくる日本人...

発起人、高田賢三さんの挨拶、 


6h46 黙祷



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空は少しずつ明るくなって、
人々は普通の一日へ戻ってゆく。




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ふつうに過ごす今に感謝します。


















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# by pot-eri | 2012-03-11 00:00 | 地球 | Comments(0)
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わたしが巴里で一番好きな庭は、もうずっと変わることなくパレロワイヤルのお庭です。
ボージュ広場、チュイルリー、リュクサンブール...他にも素敵なところは沢山ありますが、
パレロワイヤルは、その規模といい、つつましやかな品格、たたずむ空気が一番落ち着きます。
きっと、わたしと同じ意見の方、他にも沢山いらっしゃるはずです。



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さらりと絵になるマダムの読書...


今日は一日だけのお仕事で、ここから目と鼻の先の国立図書館にいました。
なのでお昼休みは迷わずここへ... 
まだちょっと寒いですがベンチでおにぎりとか、高野豆腐とか、一人パクパクいただきました。
景観崩してたらごめんなさい。

その側では雀がちゅんちゅん...
チュンチュンチュチュチュチュチュチュンチュンチュチュチュチュ チュンチュンチュン...


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この垣根の中に100羽くらい居そうな勢いでした。
まだ寒いからおこもりなのね。 時々宿から顔出してかわいい◎



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パレロワイヤル周辺には、まだどこよりもかろうじて、
古き良きパリらしさがあるなあ、とわたしは思います。
普通に働く人もいながら品の良い巴里があります。
どうぞこれ以上、汚染されませんように。

ねずみ色の空、お昼休みの一時間、「わたしが好きだった巴里」 再確認◎



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パリ♡ジュテーム   (久しぶりに思う...)










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# by pot-eri | 2012-03-07 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)
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懐かしい未来 という言葉をご存知の方もいらっしゃると思いますが、
スウェーデン人の環境活動家、ヘレナ.ノバーグ=ホッジさんの著書に
『懐かしい未来 ラダックから学ぶ』 という本があります。

ラダックはインド最北部、標高3000mを超える高地にある村で「リトルチベット」とも呼ばれています。
著者は1975年に初めてラダックを訪れ、そこで遭遇した心豊かな人々のうつくしい社会に
深く魂を揺さぶられます。
それから幾度にもわたりこのラダックを訪れた著者の回想録をもとに、
世に言う《途上国》と《先進国》、何が豊かさで、何が幸せなのかを、考え、見つめ直させられる
素晴らしい本です。

ヘレナさんのもう一冊の本に『いよいよローカルの時代 〜ヘレナさんの幸せの経済学』があります。


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日本の環境運動家、ナマケモノ倶楽部世話人、辻信一さんとの対談形式であるこの本では、
グローバリゼーションの盲点、ローカルに人とつながり、土地に根ざして生きることにより得られる
シアワセについて分かりやすく語られています。

 私がブログのタイトルにそのまま拝借した ancien future 懐かしい未来 は、
ただ新しいものを拒む懐古主義という捉え方ではなく、
ここ100年ほどの間に加速を続け、スピード重視、物質主義の先進国の社会システムで
消えざる負えないもの、見失おうとしているもの、尊い人々の知恵、自然、人と人とのつながり、
そういうものを見つめ直し、大切に生きてゆくシンプルな暮らしのすすめと受け止めています。

同じ様な思いの方とつながってゆくことが出来れば、何よりです。

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# by pot-eri | 2012-03-05 00:00 | | Comments(0)

一年... un an ...

  3.11より一年、日本人にとって重みのある日付が近づき
世界中で集まりや祈り、さまざまな準備が進められている様です。

ここパリでも

 -ノートルダム寺院《日本へのお祈り》 09/03 17h45〜18h15
  ミニコンサート 19h〜19h30

 -東日本大震災追悼パリ集会 〜犠牲者の方々への追悼と復興への祈りと連帯の思いを伝える集い
  (代表: 高田賢三) 11/03 6h30〜7h30 トロカデロ シャイヨー宮広場

 など予定されている様です。

 日本人だけでなく世界中の多くの人々が
集いに参加出来なくても、祈りを捧げてくれればと思います。

 私的にはノートルダムでのお祈りに参加したかったのですが、
どうしても都合がつかず、早朝のトロカデロへ参加するか、
同じ時刻にどこか別の静かな場所で、自分の内と向き合い祈るべきか考え中です。
どちらにせよ、空気の澄んだ早朝の祈祷、瞑想は大切な時となるでしょう。


*       *       *


 お気づきになられた方は少ないのでは、と思いますが、
 ブログのタイトルを変更しました。
 retro futurisme から ancien future へ、
 懐かしい未来という言葉の響きにあるやさしさに、仏語では
ancien future の方がより近い風にふと思いました。
 
 ちなみにこの《懐かしい未来》の言葉の由来については
 次回、お伝えしたいと思います。あまり間を開けずに...ですね。

 

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# by pot-eri | 2012-03-04 00:00 | 地球 | Comments(0)

薬草茶 la tisane

ハルノケハイヲカンジルケフコノゴロ...
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

少し寒さの和らいだ巴里で薬草茶をガブガブ飲んでおります。
ヒース(仏名Bruyère)をベースに他4種類のハーブがブレンドされたものです。



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このブレンドティーの名前は《confort urinaire femme》
お恥ずかしい話なのですが、訳しますと...
《女性の泌尿の手助け》 ... 
一頃の寒さのせいなのか、ほんの微かなカラダの異常を感じまして、
自然の力を借りて自己治癒力を目覚めさせています。
他には、小豆をせっせとお料理に使ったり、陰性に緩んだカラダを
引き締める食べもの、お味噌も良いですetc... 

このハーブティーは1区にあるハーブの老舗店、
Herboristerie du Palais Royal で調達しました。
ヒースだけのハーブもありますが、
症状を伝えるとこちらのブレンドを薦めてくれたり、
煎じ方や飲み方もきちんと説明してくれたり、
とてもプロフェッショナルで良いお店です。
そしてお茶としても美味しくてはまっています。
出掛ける時も水筒に入れてガブガブ。

そして肝心の効果ですが、
一週間も経たずに放尿時に微かに感じていた痛みというか、
突っ張り感、残尿感は消えてゆきました。

今回初めてこういう症状を体験しましたが、
調べてみると女性には多い悩みな様で、
からだの訴えは早くに気づくこと、
気づける様に耳を傾けることが大切ですね。
この手のトラブルは癖になりやすい様なので、
これからも気をつけたいと思います。

*Herboristerie du Palais Royal   11,rue des petits champs 75001 Paris
                                                www.herboristerie.com



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# by pot-eri | 2012-02-17 00:00 | 植物.ハーブ | Comments(2)

さむい ca caille!

今朝、アパートの外へ一歩出てから慌てて家へ引き戻る。

もの凄く、寒ーい! 冷凍庫状態でございます。

探し物は、耳当て+ポンポン付きネパールの毛糸の帽子、
薄グレーとこげ茶の二色アイスみたいなこの子の出番がやっとやって来た。

これをかぶるとかなりスペース(←怪しい人)みたい、と自分でも薄々感じていますが、
何よりも防寒、そして実はお気に入りであったりします。

堂々とこんな姿で歩いても大丈夫なのは、
巴里の道行く人々、みんなすごいことになっています。

今夜は本焼きの窯詰めを澄ませ、スイッチを入れて帰る時はもう0時、
自宅迄の道のり、
半月の暗闇で時々すれ違う人は皆、獣系忍者さん。
一瞬おののくものの
おそらくそれは相互に感じていることでしょう。

この寒さ、金曜日にピークがやって来る様です。

明日の作業場は窯出し、トロピカルです☆ ルルル...



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暖かい家の中では、
神話とハーブティーでぬくぬく。

フィンランドの国民叙事詩『カレワラ』
ポエティックであり、血なまぐさい場面もあったりします。

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# by pot-eri | 2012-02-02 00:49 | 巴里.日々 | Comments(0)

朝の散歩 promenade du matin

 
 
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 あの船に乗るとイギリスへ行かれる...
 大西洋の北の海は静かで広い。
 冬のブルターニュなのに青空、困るなあ、どんどん心が奪われてゆく。



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今朝はいささか驚いております...


 
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 ダビデの星? サンマロに??
 ケルトとユダヤ 次の読書のテーマになりそう...

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# by pot-eri | 2012-01-16 20:37 | | Comments(0)
  
  
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  元旦に巴里でいただいたお節。
  mさんのお母様手作りの田作りや黒豆、
  やさしい薄味で はーっ シアワセなお正月。
  外国での年明け、これはとても贅沢なことなのです。

  子供の頃は全然好きでなかったのに、
  今は、ずっとちびちび食べ続けていたい...

  ちなみにブルトンさんに「どれが一番好き?」と尋ねると
  「プチポワソン!」 田作りでした。
  勿体無いから全部たべなくてもいいですよー(わたしが食べるから〜)

  mさん、mママさん、どうもありがとう。



  
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# by pot-eri | 2012-01-05 07:50 | 巴里.日々 | Comments(0)

Bonne Annee 2012

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 新しい年、

 地球の平和、

 そしてみなさまの健康を心よりお祈りいたします。




 




 
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# by pot-eri | 2012-01-03 00:00 | ごあいさつ | Comments(0)
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  ぐるぐる、ごそごそ...

 100%ナチュラル、森の贈り物... 拾い物

 ルルル... ノエルはもうすぐ

 
 家の中に温かさが増す、不思議な森のチカラ
 






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# by pot-eri | 2011-12-19 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)

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  あれよあれよと流れる一年最後の月。
森へ行って松ぼっくりや何か素敵な植物と出合えるかしら? と夕べ閃く。
天気予報も気にせず...
遠出する時間は無かったので、家から目と鼻の先の停留所からバス一本で行かれるヴァンセンヌの森へ〜
さすがに平日の昼前、人気は無く私ひとり、空はどんどんグレーに染まってゆく。
枯れ木の間を枯葉を踏んで歩く、冷たい空気は何とも気持ちがいい。


 
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  さて、松ぼっくり ...を探すには足下でなくまず上を見て松の木を探すのですよ、ほほ〜と 独り言 
アホかいな、私は。
もっと楽しむつもりだったのに、大粒の雨がぽとぽと降り出し今日はここまで。
森から素敵な贈り物をいただき、行きとは違う路線のバスに乗るとこれで真っすぐ作業場まで行けるのですよ、素敵でしょ☆

バスに乗るとピカーっと太陽、雲がちぎれ青空... あはは、でも満足。


 
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# by pot-eri | 2011-12-15 00:00 | おでかけ | Comments(0)
  
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    北海道産新豆小豆、

    鳥取はたづ子さんのもち粉、

    巴里のおやつ

    我、幸せなり ☆

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# by pot-eri | 2011-11-23 00:00 | | Comments(0)

魯山 ROZAN

 
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   西荻窪に《魯山》という器と古道具のお店があります。
  前回の帰国の際に初めて訪ね、店へ一歩入った瞬間に息を飲んでしまいました。
  すごい、好きかも。
  その日は何も買わず、しかしその数日後に出直し、二晩、三晩と忘れられなかった
  ぽてりとして謎のシミのある白釉の片口を買い求めることになります。
  「山形県の平清水という地のものですよ、幕末の頃のものでしょうね、おそらく」と店主さん、
  どうしてそういう事が分かるのだろう?と思いつつ、
  その「お醤油か何かのシミ」のある片口を大切に抱え、実家で再度丹念に梱包し直し
  巴里へ連れて帰ったのが一年と半年ちょっと前。

   自分が陶芸をやる様になって一番変わったことと言えば、
  もの(特に食器類)は余程でない限り買わない。
  いいな、と思っても、「自分で作れる様になろう」と言い聞かせスルー。
  しかし、この《魯山》ではそれが利かない。

   今回は武相荘で白洲正子が普段使いにしていたという魯山人の器や急須を、
  上野では《法然と親鸞展》の後、運良く迷い込んだ常設展で織部釉や伊万里の逸品を
  じっくり鑑賞でき、胸いっぱいになっていたのでもうそれで良しのつもりでいました。

   しかし、日本を経つ前日、最後の自由の日(毎日自由でしたが...)、
  「ちょっと出掛けてきます」と、やはり西荻窪へ向かう。
  西荻は20代前半の頃に何度か古着屋巡りをした思い出がある。土地勘は殆どないけれど
  今も昔ながらの小さな商店街の残る、この町の空気が何だか好きだ。

   西荻窪の北口駅を降りたら善福寺川を目指しててくてく歩く。バスの通る商店街には
  普通の暮らしがある。 本屋、和菓子屋、馬肉屋、鶏肉屋... ほっとする道のりの行く手、
  川の手前にあるのが《魯山》。

   今回もやられた。 あれも、これもいい。店主さんは店の奥で若手の作家らしき男性と
  ものづくりについての深い話をされていた。その分、一つひとつじっくり見れ、
  冷静ぶっていたものの、頭の中が混乱してきた私のところへすっとお茶を出して下さる。 
  遠慮せずに近くにあったおそらく売り物の古びたツールに腰をかけ、店内をゆっくり
  眺める、美味しい番茶。
  それは茶渋でいい感じの色模様のついた湯のみ茶碗だった。
  同じのは無いけれど、今個展をされている作家さんのものだ。
  答えは見つかり、その作家さんの茶碗を二つ、手に取り、離れたところへ置き、
  位置を変え、また手に取り... 納得。

  店主さんにやられたのかもしれない。
  どこかで見た店主大嶌さんの言葉に「ものを通して人を見る」とあった。 
  見透かされている様でちょっと怖い気すらするけれど、それがプロというものなのだろう。

  巴里へ戻り、広げた二つの茶碗は、来るべきところへ来た と勝手に思っている。
  じっと眺めても、飽きない。
  こんなに語りかけることの出来るものって すごい。

  たかがうつわ、されどうつわ

  日々学び、生かそう。 


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# by pot-eri | 2011-11-22 00:00 | おでかけ | Comments(0)

武相荘 buaiso

  
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小田急線の鶴川駅を下車し、徒歩15分ほど、
ゆるやかな上り坂をのんびりゆくと、旧白洲邸、
白洲次郎が文字って名付けたという武相荘 があります。
第二次世界大戦参戦当初に日本の敗戦を見抜いて、ここ鶴川村へ移住し農業に従事したという
白洲次郎と妻、白洲正子。


ものとの向き合い方、生きる姿勢。 

凛とする午後のひととき。


次郎さま、正子さま、
今の世の中、どうお感じでしょうか?






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# by pot-eri | 2011-11-18 00:00 | おでかけ | Comments(0)
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 十月の半ばから半月ちょっと日本で過ごしていました。
 特に遠出もせず、欲張らず、のんびりと。
 実家から小一時間で行ける鎌倉には三度足を運び、家族には笑われました。
 鎌倉山の自然と一体となったお寺巡り、
 円覚寺の静寂など今思い出しても心が安まります。
 イライラしがちなパリジャンに見せてあげたい。
 
 
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 守ってくださいね、よろしくお願いします。
 と欲張っていないようで、一番欲張りなお願いごと、 
 あちらでもこちらでもお願いして来ました。

 守っていただく代わりに、わたしたちが守らなければいけないもの
 本気で考えないと、危ないな というのが率直な今の思い です。




 
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 うつくしい 日本。




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# by pot-eri | 2011-11-10 00:00 | おでかけ | Comments(2)

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   パリのメトロに美しいレトロなイメージ、

《Et si son avenir passait par ce fil 〜もし 彼女の未来がこの一本の線に託されているとすれば..》

  インドシナを思い起こさせるような少女、中央に下がり輝く裸電球、
  ピュアな絵画風のこのポスターはEDF フランスの電力会社のもの。
  下には小さく

《l'energie est notre avenir, economison-la! 〜エネルギーは私たちの未来です、節約しましょう!》

  限りなくシンプル、
  うん、良い事言ってるじゃない、と一瞬誰もが好意的になります。

  今、世界中の電力会社がイメージアップに必死なのかも、
  そうだとすれば、EDF かなりいい線いってます、

  でもね、本気で未来、考えてますか?
  人類の本当のしあわせ って...?

  

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# by pot-eri | 2011-10-13 00:00 | 地球 | Comments(0)
  
   うちではテレビは見ないので、ニュースはもっぱらラジオから得ている。
  この数ヶ月、日本の、ふくしまのその後についての情報が一切流れない。
  自分でネットで探したりしない限り、
  普通に日々のことに追われて暮らしている人々には、
  不気味なほどに、ひとつとして情報が入ってこない。


  どうぞ忘れてください、 と闇の手が操作する。


  わたしの友人カップルはふくしまでワイン屋をしている。
  可愛い日仏ハーフの子供も二人いる。
  私などには計りしれない葛藤が彼らにあったと思うが、
  ふくしまを盛り上げると覚悟を決め、仕事を再開する傍ら
  最近、郡山日仏協会 を立ち上げたという。

  「 ふくしまを忘れないで欲しい 」

  と彼女は言う。

  「 ことあるごとに、フランスでふくしまのこと盛り上げてね!」

  うん、出来ることから、やってみるよ!

  わたしに何が出来るのだろう? 
  何も出来ない自分というもつれた糸に
  ようやく、手をつけるすべをみつけられた風に感じる。



★ 小さなワイン村 ← クリック!






  

  
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# by pot-eri | 2011-10-08 00:00 | 地球 | Comments(0)

la nuit blanche Carlos Amorales

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三万の蝶は、メキシコ人のアーチストCarlos Amorales氏の
監視のもと一匹ずつ貼付けの作業。
アーチストCarlosの素晴らしいお人柄ゆえ、"忍"に縁遠いフランス人スタッフも
みんな根気強く頑張ります。



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19世紀の建造物、
9区のリセJacques Decourのきょう廊に舞う黒い蝶《Black cloud》は、
今夜19時から明朝7時までライトアップされます。
パリにお住まいの方、ぜひ観に来てくださいね。

Lycee Jacques Decour 12, Av Trudaine 75009 M° Anvers





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# by pot-eri | 2011-10-01 00:00 | アート | Comments(0)

la nuit blanche 2


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        ちょうちょ、チョウチョ、3万個の蝶々... 組み立て中...





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         つづく
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# by pot-eri | 2011-09-29 00:00 | アート | Comments(0)

la nuit blanche




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  今週はこんなことしてます。
  土ではなくて...
  
  《la nuit blanche 白夜祭》 は10月1日 土曜日です。
  パリの眠らぬ夜のカルチャーイベント、
  お手伝いでせっせと働いてます。

  どんなアートになるのかといいますと...
  ???

  つづきもレポートします、
  腱鞘炎になっていなければですが...

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# by pot-eri | 2011-09-26 00:00 | アート | Comments(0)
 
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  ○ちゃんにお誘いいただき、ユネスコでのエクスポ《GO WEST》の
  オープニングパーティーへ出掛ける。

  テキサスのアーチスト32人とフランス組32人のアートコンテンポラリー。
  ものすごいチャンポン、厳しい世界だなあ... と、、、
  そんな中数人のアーチストと言葉を交わす。

  ウディアレンフレンチバージョン風、画家の御主人と美術学校当時に
  知り合ったという画家の奥様。お二人とも栗色の長方形の眼鏡、
  奥様は白髪をさりげなく桃色のバレッタでシニヨンにして、ビー玉の様に
  キレイな空色の瞳、丸襟にちょうちん袖、サラリとした素材の黒のワンピースに、
  瞳と同じ空色のバッグを斜めがけ、とてもキュート、そして知的。

  会話の中から、ベーシックのベーシック、アーチストの筋の様なお言葉に
  強い印象を受ける。

  一夜明けても、心がいっぱいに満たされている。
  

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# by pot-eri | 2011-09-21 00:00 | おでかけ | Comments(0)


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  またまたブルターニュ...
 少し車を走らせると、あちらこちらでどっさり実をつけた
 果樹が目につく季節。

 わたしたちもこの週末は二泊三日、林檎の収穫の日にあてる。
 今年は豊作の様で、タイミングも良かったのかすごい量。
 木から一つもいでそのままかぶりつくと、
 ジューシーでほのかに酸味もあってとても美味しい。
 
 地面に転がって多少傷んだものも、ブルトンさんのママは全部拾う、
 傷んだところを一つずつ取り除いてコンポートやジャムにする。

 ひととおり仕事を終えてひと息ついていると、ブルトンさんの電話が鳴る。
 近所に住む従兄弟のミッシェルから
 「林檎いっぱいあるんだけどいらないかい?」と。

 どうやら林檎の収穫日和であったような週末、
 一部私たちのとは違う品種のものをいただきにあがり、アペリティフが延々につづく...

 林檎つながり、ローカルなコミュニケーション、
 
 パリジャン、パリジェンヌの私たちにとって
 嬉しい時の流れである。

 
 
 

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# by pot-eri | 2011-09-19 00:00 | | Comments(0)

  ココット鍋にオリーヴオイルを少量たらし、
  玉ねぎをよく炒めたところへ*フヌイユを入れ軽く火を通す。

  ローズマリーと海の塩をちらし少し混ぜたら、
  カボチャを上に並べ、少量の水(大さじ3杯程度)を加え
  フタをして20分ほど弱火で煮込む。



  玉ねぎ   くし切り     中1個
  フヌイユ  ななめざく切り  大1個
  カボチャ  薄切り      小半分(加減はお好みで)
  ローズマリー         小さじ1程度
  海の塩            ひとつまみ
  オリーヴオイル        少々


  フヌイユの爽やかな風味とカボチャの甘みの不思議なバランス、
  素朴な味わいです。 冷めても美味しい◎


  
  * フヌイユ  フェンネル、ういきょう

  

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# by pot-eri | 2011-09-11 00:00 | | Comments(0)

半月 demie lune

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一泊で出掛けるには長過ぎる距離なのだが、
日、月と凝縮した時をブルターニュの田舎で過ごす。
寝泊まりするキャラバンの大掃除、害虫駆除、水道局とのアポイント、
桃とミュールの収穫、ブルトンさんのママのクリスチャンネームのお祝い、
苗木屋めぐり、紫陽花の植え付け etc...

帰路は五時間かかるのにいつもに比べ疲れがないね、と話す。
私は知っている、 半月が私たちの背中をずっと押してくれていたのを。。








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# by pot-eri | 2011-09-07 00:00 | 空.つぶやき | Comments(0)

懐かしい未来へ... フランス ブルターニュ地方 小さな古い石の家の修復  陶のアトリエ http://atelieraonoto.web.fc2.com/  


by poteri
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