カテゴリ:巴里.日々( 74 )



  
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    先週初めのある日のランチ。
  前の晩の残りのラタトウイユ、
  少し手間でも野菜を別々に炒めてから 合わせて煮込むと
  それぞれの素材の旨味が生きて、ぐっと美味しくなる。
  たっぷり作ったつもりでも、すぐになくなってしまいます。
  スムル(クスクス)と豆腐ステーキ の簡単ワンプレートメニューでした。

  週の中頃から、午後になるとスコールの様な雨という日が週末まで
  ずっと続きました。

  木曜の夜、チェロの先生のご招待で、
  シャンゼリゼ劇場へ、先生の所属するフランス国立交響楽団、
  今シーズン最後の本拠地でのコンサートを聴きに行きました。
  
  入り口で、ブルトンさんの音楽仲間(旧友?)の人(この劇場で働いている)
  とたまたま遭遇して、
  私達のチケットを見せると、「ちょっと待ってて」とウインクして
  何やらブルトンさんの耳元で囁きながら、別のチケットを渡されました。
  プレジデント用のバルコニー席(天皇皇后両陛下用のお席みたいなものですね)!

  周りにはもっと風格があり、お金持ちそうな人がいっぱいいる中、
  申し訳無いです ...
  すっかり気分を良くしたブルトンさん、休憩中にはシャンパンを
  ご馳走してくれました。 
  良いこと続きの夜、 みんなどうもありがとう☆

  フランスのオーケストラの年度末を飾る演目は、
  やはりフランスの作曲家による作品で、
  サンサーンス、ラヴェル、ベルリオーズ...
  先生いわく「招待するのが恥ずかしい」というプログラム、
  何故なのかしら? と思っていたら、最後の〆が、

  『文明堂のカステラ』 !

  アンコールでも、もう一度『文明堂』!
  会場は盛り上がっていましたが、おそらくこのレベルのオーケストラの人達にとっては
  辛いものがあったのだと思います。

  でもこの曲『Gaite parisienne-パリの喜び』といって、
  オファンバックの原曲をマニュエル.ロザンタルがバレエのために
  編曲した、立派なフランスの曲でした。

  そう思いながら、純粋に音楽を聴こうとしても、どうしても
  『カステラ一番、電話は二番』が出てきてしまい、
  翌日も、翌々日もずっと、
  『三時のおやつは文明堂〜♪』 の私でした。

  記憶ってすごいですね。
  
  






 
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by pot-eri | 2012-07-08 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)



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 土曜日はブルトンさんのバースデーでした。
 ジョワイユザニヴェルセール☆

 週末、私はとあるミュージアムでアルバイト中でして
 土曜は夜10時まで。
 朝、出勤前にマルシェで買い出しだけ済ませて、
 帰宅後、22時からのスピードクッキング。
 前菜、メイン、デザート、何とか出来ました。ほっ。

 心で祝う (←都合の良い言葉)

 

 
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 前菜は、アボカドディップの絨毯に、赤ピーマンの微塵切り、
 PICARD(フランス国中にある冷凍食品店)のむき海老 

 メインは、鯛の香草グリルとポテトとローズマリーのソテー
(写真が無いですが、メインが一番簡単、手抜きメニュー
 八百屋さんの列が長過ぎて、野菜が買えなかったのー ...)
 
 そして、ブルトンさんにとって必須のフロマージュとサラダ。

 デザートは、マンゴのverrine(ヴェリーヌ)。
 verrineは、ガラスの器にいくつかの素材を層にした冷たいデザートだったり、
 前菜だったり...
 オリジナルに色んなコンポジションが楽しめて、
 見た目も綺麗で、パーティーなどによく登場します。
 この日の前菜のアヴォカドもverrineによくあるコンポジションですが
 verrineだらけになってしまうので急遽プレゼンを変えました。

 今回のverrine、下から

 *gavotte ガボット
 (スーパーで(日本でも)買えるクレープが層になったブルターニュの焼き菓子)を
 軽く砕いたもの。
 *バニラアイス
 *グリルしたスライスアーモンド
 *山羊のヨーグルトに少し蜂蜜を加えたもの
 *よく熟したマンゴ(レモン汁で軽く和える)

 最後にミントの葉が欲しかったけれど、今年は育てていませんでした...
 お誕生日のヒトいわく、
 ラム酒かなにかの一振りがあったら、もっと良いかも☆  でした。(アル中?)




 
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 オメデトウ、四捨五入したらまだ50歳ね。

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by pot-eri | 2012-07-02 00:00 | 巴里.日々 | Comments(2)

 
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  とても素敵な人と遭遇しました。
 自然食のスーパーのレジで並んでいると、
 野菜売り場で真剣に一本ずつ人参を選んでいる女性。
 腰まである白髪のロングヘア、肌は太陽の日差しを浴びた自然な褐色で、
 素足に草履、南米ペルーかどこかの色鮮やかな膝までのスカートと、
 レンガ色のニットがとても似合っていました。
 あまりに素敵なので、待っている間じーっと見つめていても
 私の視線も周囲も一切気にならない様子、
 前屈みになって黙々と人参を選び続けている ...。

 実は昨日の午後から元気の無かった私。
 それが、彼女と遭遇したほんの数分で、元気になりました。
 話し掛けたい気持ちを行動に移せずに私が店を出る時も、
 彼女はまだ前屈みで人参を選んでいました。

 何をしている人なのかな? ヨガの先生? 自然療法の専門家?
 ブラジルナッツみたいな人。
 ナチュラルで、
 エネルギーに満ちあふれている。
 知らない人にまでそれを与えてしまうって、
 どんなに凄い人なのでしょう。
 メッセージ、大切にします。
 
 すごく素敵で、忘れたくないから目を閉じて思い出してみる。

 次に会えたら、絶対話し掛けよう。



 *    *    *
 

 暮らしの手帖 届きました。
 おとうさん、おかあさん、いつもありがとう。
 今頃はスイスの山の上ですね、
 

 
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 近くなのになあ...

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by pot-eri | 2012-06-08 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)
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やっと、やっと 青空。
メイデーの祝日は、すずらん売りで始まる
一年で一番良い季節の到来。

午後、ブルトンさんは仕事、私は作業、のつもりが
昼食後、あっさり予定変更、散歩に出ることにする。
西欧人は散歩が好きです。
近場で緑のあるところ...
ヴァンセンヌはきっとパリより人でいっぱいに決まってるし、
車でどこかへ出るには渋滞は免れない、まして遅すぎ...
結局、バスティーユから12区のはずれ迄延びる緑道、
promenade planteeへ地味に散歩に出る。
この緑道は途中にあるトンネルをくぐると、緑の茂った別世界になる。
そのコントラストがなかなか良い◎

途中プチジャングルの参考に、
垣根の作り方、菜園の工夫、コンポストetc...
草花もいちいち触ったりしながら歩くと往復3時間。

休日のこういう場所では
政権がどうこうとか、出世とか、物欲とか
余分なものが見えなくて、
行き交う人 皆 のどかでいい。

平和がいいなあ、とつくづく思う。



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by pot-eri | 2012-05-01 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)

スロウ  slow


マルシェに行くと、
ふさふさのハーブの鉢植えがよりどりみどり並んでいた。
うちの種まきした子達は、ようやくちょんちょん、と土から顔を出したところ...


いいのいいの、スロウにいきましょう




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ね、ココちゃん☆
(ココちゃんもうじき15歳でーす!)





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by pot-eri | 2012-04-06 00:00 | 巴里.日々 | Comments(2)
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先週に引き続き陶芸家Yさんのアトリエでランチ、今回はトマも出席。
おくら、シーフード、レンズ豆 三種のスリランカカリーをいただきながら、
エコロな家づくりについて、トマに聞けばいつでも的確な答えが返ってくる。

トマはまだ30そこそこなのに、ブルターニュの田舎に日本の数寄屋風家屋を自分で建てた。
土木作業から全部です。日本へ行った時持って帰ってきた和紙で障子を作ったり、
上野公園で失敬してきたという桜の小枝を見事挿し木にして、家のまわりには桜並木が
出来るらしい。岩風呂もあるし、水は地下45m掘り起こした地下水があるから、
水道局のお世話にはなっていない。

そんなトマの知恵と力を借りて、Yさんのアトリエ横の空き地に手を入れる。


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いらない木の根っこを掘り起こしたり、ガレキ拾いからのスタート。
小さなことから少しずつ、やがては大きく変わってゆくのだな、
などと思いながら手を動かす。
Yさんがスーツケースに忍ばせて(密輸??)日本から大切に運んで来た柚子の苗木の植樹、
トマからお裾分けの桜、栗、葡萄も植えて、これからの変貌が楽しみ。



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パリ20区に食べ物がいっぱいなる庭、
夢の暮らしは少しずつ...

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by pot-eri | 2012-03-21 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)
わたしのもとお師匠さま、陶芸家Yさんの新しいアトリエに遊びに行く。
天井が高ーく、自然光の燦々と入る広々理想の空間、ス.テ.キ。
本当はこの日、ブルターニュから出て来るエコロジー建築の専門家トマと
三人でのランチのはずだったのが、日にちを勘違いしていて
Yさんと日本語たっぷり二人ランチに。



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昼間っから、ワインをいただいて、
きゅうりの柚子味噌和え、まぐろの漬け、大根の千切り、
お味噌汁、鰯の天日干しア.ラ.メゾン塩焼き
Yさん作の土鍋で炊いたごはん...

はーっ、しあわせの和食◎

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by pot-eri | 2012-03-12 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)
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わたしが巴里で一番好きな庭は、もうずっと変わることなくパレロワイヤルのお庭です。
ボージュ広場、チュイルリー、リュクサンブール...他にも素敵なところは沢山ありますが、
パレロワイヤルは、その規模といい、つつましやかな品格、たたずむ空気が一番落ち着きます。
きっと、わたしと同じ意見の方、他にも沢山いらっしゃるはずです。



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さらりと絵になるマダムの読書...


今日は一日だけのお仕事で、ここから目と鼻の先の国立図書館にいました。
なのでお昼休みは迷わずここへ... 
まだちょっと寒いですがベンチでおにぎりとか、高野豆腐とか、一人パクパクいただきました。
景観崩してたらごめんなさい。

その側では雀がちゅんちゅん...
チュンチュンチュチュチュチュチュチュンチュンチュチュチュチュ チュンチュンチュン...


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この垣根の中に100羽くらい居そうな勢いでした。
まだ寒いからおこもりなのね。 時々宿から顔出してかわいい◎



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パレロワイヤル周辺には、まだどこよりもかろうじて、
古き良きパリらしさがあるなあ、とわたしは思います。
普通に働く人もいながら品の良い巴里があります。
どうぞこれ以上、汚染されませんように。

ねずみ色の空、お昼休みの一時間、「わたしが好きだった巴里」 再確認◎



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パリ♡ジュテーム   (久しぶりに思う...)










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by pot-eri | 2012-03-07 00:00 | 巴里.日々 | Comments(0)

さむい ca caille!

今朝、アパートの外へ一歩出てから慌てて家へ引き戻る。

もの凄く、寒ーい! 冷凍庫状態でございます。

探し物は、耳当て+ポンポン付きネパールの毛糸の帽子、
薄グレーとこげ茶の二色アイスみたいなこの子の出番がやっとやって来た。

これをかぶるとかなりスペース(←怪しい人)みたい、と自分でも薄々感じていますが、
何よりも防寒、そして実はお気に入りであったりします。

堂々とこんな姿で歩いても大丈夫なのは、
巴里の道行く人々、みんなすごいことになっています。

今夜は本焼きの窯詰めを澄ませ、スイッチを入れて帰る時はもう0時、
自宅迄の道のり、
半月の暗闇で時々すれ違う人は皆、獣系忍者さん。
一瞬おののくものの
おそらくそれは相互に感じていることでしょう。

この寒さ、金曜日にピークがやって来る様です。

明日の作業場は窯出し、トロピカルです☆ ルルル...



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暖かい家の中では、
神話とハーブティーでぬくぬく。

フィンランドの国民叙事詩『カレワラ』
ポエティックであり、血なまぐさい場面もあったりします。

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by pot-eri | 2012-02-02 00:49 | 巴里.日々 | Comments(0)
  
  
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  元旦に巴里でいただいたお節。
  mさんのお母様手作りの田作りや黒豆、
  やさしい薄味で はーっ シアワセなお正月。
  外国での年明け、これはとても贅沢なことなのです。

  子供の頃は全然好きでなかったのに、
  今は、ずっとちびちび食べ続けていたい...

  ちなみにブルトンさんに「どれが一番好き?」と尋ねると
  「プチポワソン!」 田作りでした。
  勿体無いから全部たべなくてもいいですよー(わたしが食べるから〜)

  mさん、mママさん、どうもありがとう。



  
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by pot-eri | 2012-01-05 07:50 | 巴里.日々 | Comments(0)

懐かしい未来へ... フランス ブルターニュ地方、小さな古い家の修復作業 手さぐりな日々の暮し  *陶のアトリエHP* http://atelieraonoto.web.fc2.com/  


by poteri
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