生まれて初めてのこと c'etait la premiere fois dans ma vie








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先週は巴里へ行っていました。
一年ほど前から始めたチェロ仲間とのトリオのプチコンサートが
今月末に控えていて、毎回私の上京に合わせて練習しています。

今回はコンサート間近初めてトリオの合わせを先生に見ていただくことになっていて
レッスンの後にお礼のアペロをするから、
「Poteri Riz! ぽてりは米係~」
米係と言われても、シャンパンに白いごはん...?
さて、どうしたものか、と頭をひねり
当日あまり準備に時間を掛けずに済みそうな、押し寿司
生まれて初めて挑戦してみることにしました。

少し不安だったので前日の夜ごはんでリハーサル (↑ 写真上 )
自然食品のお店でスモークサーモンの切り落としというのがあり
それだと予算もおさえられます。
ただ、切り落としなのでスジが残っていたりするので、それは丁寧にそぎ落とさなければいけません。
押し寿司の形成は簡単に出来ますが、゛切る゛のが難しい
よーく切れる包丁で、息を殺し集中して行わないと、上の写真のようになってしまいます(笑)
リハーサルしておいて良かった☆


もっと緑を合わせたり、バリエーションを作りたかったのですが、
本当に時間が無かったので、今回はサーモンだけで勘弁してー 。。

これ、大好評 あー良かった。
(唯一リハーサルの審査委員長(=ブルトンさん)は ゛バリエーションに欠ける゛ と辛口めの批評でしたが。。)


今までは手毬寿司を作ることが多かったですが、人数が多い時はこっちの方が
うーんと楽チンなことが分かりました。 



*          *          *



もう一つ生まれて初めてのこと。

巴里最後の夜は一人だったのですが
たまたま見ていたコンサート情報ペーパーに
オペラバスティーユで20時からモンテヴェルディのl'ORFEOとある!
時既に19時、おそらくチケット窓口ももう閉まっているはず
でも、アパルトマンからオペラバスティーユは歩いて10分掛からないので
散歩がてら行ってみることにしました。

こちらではよく、当日何らかの事情でコンサートに行けなくなった人が
チケットを売っていたりするのですが、この日はあいにく一人も居らず。。
私と同じように当日券を求めている人は何人もいて
《チケット譲ってください》 という札を持って立っていたりします。

それでね、私もしました、生まれて初めて 《チケット譲ってください》 
メモ帳に書いて道行く人の目に留まるように!
(知ってる人と会ってしまったらちょっと恥ずかしいかも、と思いつつ~ ケセラセラ。。)

開演15分前位に若いお姉ちゃんが余分なチケット2枚持ってやって来ました
すると、鷹が獲物に群がるかのように人がたかり、
あまりの人だかりで近づく気持ちにもなれません。

私はわたしと、マイペースに札を持ち立っているものの売りに来る人の気配ゼロ。

開演5分前、
同じようにチケットを求めて立っていたシックな身のこなしのマダムが
バックからチケットを出し、私の所へ歩み寄っていらっしゃいました。 そして、
「私パートナーと一緒に観たくてもう一枚チケットを求めていたのだけれど
これ、よろしかったら貴女に」


棚からぼた餅 ...  もう少し美しい表現はありませんか?


マダムとパートナーさんに幾度も幾度もお礼を言い、
開演を知らせるベルの鳴り響く館内へ胸躍らせながら走るっ!


1607年に発表されたモンテヴェルディのl'ORFEOは歴史上初の大作オペラ
ギリシャ神話が題材の400年以上前の作品と、今を生きる人の演出...

この晩のこの作品のことはきっとずっと忘れないでしょう。


メルシー シックなマダムさん☆




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これは今練習しているハイドンのチェロ協奏曲No1
こちらは1765年の作品ですが失われ幻の作品となっていたものが
1961年になってようやく発見され世界に発表されます。 
美しい~

30年以上前に先生がモーリスジャンドロンから学んだ年季の入った楽譜(左)
弓使い、指使い等を書き写します。



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Commented by tomomato at 2016-05-17 19:50
押し寿司は、簡単でパーティなどのときに楽よね! 私も西洋風にケーキの型を使って縁は色とりどりのピクルスなど入れてケーキみたいに派手に作ることがある。(もはや寿司ではない) 巻き巻きするよりず〜っと早くて楽にできるし見栄えも派手!^ー^  ノリ好きのkumatoさんは不満そうだけれど、ノリが嫌いな人もいるものね。  
それにしてもそのマダム、やさし〜〜〜〜  よかったね〜〜〜
Commented by pot-eri at 2016-05-18 05:14
tomoさん、kumatoさんは海苔好きなのね、珍しいかも。
せっかく貴重な海苔を使っても、大して好きでも無さそう、どころか嫌いだったりする人が結構いるので、巻き寿司は作らなくなっちゃった(それに私ヘタなの。)
押し寿司作りながら、あー早く庭の青紫蘇が育ってくれたらなーとつくづく思いました。
フランス人はサーモン好きが多いから別に緑が無くても喜んでくれていたけど。。
自分には今度しめ鯖作って、鯖寿司作ろう!と思ってます。マダムやさしいでしょ、他にもっと積極的な候補者が何人もいたのに、もっとちゃんとお礼が出来るように連絡先聞いておけばよかった。。
Commented by helebore at 2016-05-18 19:03
すごいぽてりさん勇気があるねー、ひとりでよくそんなことを!その勇気がマダム(天の神様/エンジェル?)にアピールしたんだねー。私オペラとかほとんど知らないけど、いいものを観れてよかったねー!
昨日はオイリュトミーの公演が学校であって観て来たけど、芸術って心の栄養になるよね。オイリュトミーって動き/ムーヴメントの芸術なんだけど、パフォーマーの動きから栄養をもらった気がした。
うちにオイリュトミストとチェリストが泊まっていたんだけど、クラシックも観客が集まらなくて公演をするのが大変だって言ってた。人間の人生から芸術がフェイドアウトしていってるのかもしれない。。。忘れがちだけどそういう機会を作らなきゃなーと実感したわ。
自分の手で演奏も出来、耳で味わうことが出来るってぽてりさんはすごいねー。
Commented by pot-eri at 2016-05-19 16:13
heleboreさーん、最近どんどん周りが気にならなくなってきていて、ちょっとまずいのかなー? と思ったりもしています(笑) エンジェル降りてきてくれたー♪
オイリュトミーっていうものがあることは知っていたけど(↑tomoさんがやっていたのでしょ?)一度観てみたい。
人間の人生から芸術がフェイドアウト ?それはまずいっ!
確かにクラッシックコンサートは一般の若者にはとっつきにくいのかもね。
美しいと感じるものは人それぞれだけれど、美しいと感じて心を揺さぶられる時、心が受けるバイブレーション、アーティスト達はその素晴らしさを良く知っているのだと思う。だからお金なくても幸せそうに続けられるのだよね、きっと。羨ましい☆
by pot-eri | 2016-05-16 21:11 | 巴里.日々 | Comments(4)

懐かしい未来へ... フランス ブルターニュ地方、小さな古い家の修復作業 手さぐりな日々の暮し  *陶のアトリエHP* http://atelieraonoto.web.fc2.com/  


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